乳がんの早期発見
乳がんは自分で発見できる数少ないがんです。
早期発見のために月1回の自己検診を習慣づけましょう。
早期発見は、乳がんから身を守るためのもっとも有効的な方法です。
自己診断する時期を決めて定期的に行なう場合は、生理が終わった1週間後
とか、閉経後の人は毎月日を決めて行ないましょう。
また、自己診断と並行して必ず定期健診も受けましょう。
◇ 自己診断の方法 ◇
1.鏡の前で両腕を下げた姿勢で左右の乳房や乳首の形を覚えて起きましょう。
2.鏡の前で両手を挙げて正面、側面、斜めを鏡に映して以下の2点を観察します。
(1) 乳房のどこかにくぼみや引きつれたところはないか
(2) 乳首が凹んだり湿疹のようなただれができていないか
3.今度は仰向けに寝てください。
右の乳房を調べるときは、右肩の下に座布団などを敷き、乳房がたれず
胸の上に広がるようにしてください。
4.準備ができたら右腕を頭の後方にあげて自分の手を枕にする格好にします。
左手の指の腹で乳房の内側半分を圧迫して満べんなく触れてみます。
5.今度はあげていた右腕を下げて自然な位置にします。
その姿勢で左手の指の腹で乳房の外側半分を圧迫して満べんなく触れてみます。
最後にわきの下にしこりがあるか触れて確認してみます。
6.乳房を指先でつまむようにして調べると、異常がなくてもしこりのように感じますから、
必ず指の腹で触って探ってください。
7.右側の乳房を調べたら、今度は左側を同様な手順で調べてください。
8.今度は左右の乳首をかるくつまみます。
お乳を搾り出すようにして血液などの異常な液が出ないか調べます。
9.毎月自己検診をしているうちに自分の乳房の普通の状態がわかります。
そうなると異常を早く見つかられるようになります。
少しでも異常を感じたら専門医の診察を受けましょう。